マーケティング = 集客ではない

コラム マーケティング

2月のコラムテーマはマーケティングです。マーケティングとは企業の生命線そのものです。フリーランスで働く方も大企業の経営者もマーケティングを行わなければ、顧客がいずれ倒産してしまうでしょう。

一方で、マーケティング = 集客と考えている人がいますが、それは大きな間違いです。マーケティングとは自社の市場を作り出す作業全てを指します。

自社の市場を作るために何をすべきか。それは市場開拓と市場維持です。新しいお客様に自社の商品を購入していただくこと、そして購入し続けていただくこと。そのためにマーケットを生み出し続ける必要があります。

マーケットを作るための要素は何でしょうか。昔は4Pと呼ばれました。商品(Product)、宣伝(Promotion)、場所(Place)、価格(Price)。しかし、それでは役不足です。生活レベルが十分に上がった現代の日本では通常のやり方では通用しません。お客様のお客様は圧倒的な商品、納得感のある宣伝、買いやすい場所、驚きの価格を求めています。

その結果、「感動体験を味わう」ことで、初めてマーケットを生み出すことができます。そして何度も何度も繰り返し感動体験を味わうことで、初めて市場を維持することができます。

つまりマーケティングとは何か。お客様に感動体験を味わってもらう「仕組み」そのものなのです。その結果として、市場開拓と市場維持が行われます。

さらに言うと、十方よし世界の経営者はお客様だけでなく、この感動体験を全方位(十方)に提供することが求められます。

例えば優れた社員、優れた取引先は、引く手あまたですので、なかなか自社のために力を貸してくれません。そこで入社してもらう、力を貸してもらうために「感動体験」を生み出します。それは例えば圧倒的な働きやすさかもしれません。十分な裁量を与えることかもしれませんし、ユニークな制度のことを示しているのかもしれません。

それはわかりませんが、自社のために働いてもらう、そして働き続けてもらうためにも、マーケティングの考え方が応用できます。社員や取引先にも感動体験を与える仕組み、そして繰り返し感動体験を与え続けられる仕組みが必要になってきます。それは業界、地域、国、世界、環境、未来とレベルが上っていっても同じことです。

つまり、どんな規模の企業であっても、どんな仕事を行っていたとしても、マーケティングの考え方を必要としない人材はいません。

集客だけがマーケティングだと考えていたら、売上も減少し、組織も弱体化します。マーケティングの考えを浸透させることが重要です。